スクールバス運転手が二日酔い運転、検問で判明(熊本)
2006年11月27日 読売新聞より
スクールバス運転手が二日酔い運転、検問で判明…熊本
27日午前8時ごろ、熊本県天草市久玉町の国道で、飲酒運転の検問中の県警牛深署員が、同市牛深町の「枡屋(ますや)マリンタクシー」が運行する大型スクールバスを止め、運転手の池井洋容疑者(57)(天草市牛深町)を調べたところ、呼気1リットル中から0・45ミリ・グラムのアルコール分を検出したため、道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。
同社は、学校から遠距離に住む児童・生徒のスクールバスによる送迎を市教委から委託されている。
調べによると、池井容疑者は27日朝、このうち久玉小、牛深東中の児童・生徒43人を学校に送り届けて会社に戻る途中で、児童・生徒は乗っていなかった。調べに対し、「昨晩、飲食店でビールや焼酎を飲み過ぎた」と供述しているという。
今回の例は、多くの児童の命を預かる身でありながら、酒気帯状態で運転をするということは、プロフェッショナルとしての自覚が足りないといわざるを得ません。
以前も二日酔いで運転して捕まった人の話がニュースでありましたが、今回のケースは「二日酔いだが、1回休んだから大丈夫」と思ったのか、「バレはしない」と違法を承知でやったかどうかが気になりますが、次の日に持ち越す量をそもそも仕事の前日に飲むべきではありません。
それでも前日の飲酒が不可抗力のものであっても、自分の状態を鑑み、「運転できない」ことを表明すべきでした。
ただ、結局、日常業務ですので、個人に全て管理させるというのは時には「間違い」が起きてしまうものなのかもしれません。今回のようなケースを防ぐための一案としましては、会社がアルコールチェッカーを導入し、就業前の従業員のアルコールチェックを日課とするような仕組みを考えるのが有効であると思います。
ただ厳罰化するだけではない
11月5日 朝日新聞より
「飲んだら乗るな」企業本腰ポスター配布して啓発
「飲酒運転をなくそう」という世論の盛り上がりを前に、消費者への啓発にも力を入れる企業が酒造や自動車業界を中心に増えている。社員にも、単にルールを厳しくするだけでなく、飲酒運転防止の教育や仕組みづくりを実践する企業がある。
(中略)
「未成年者飲酒、飲酒運転撲滅!」
朝ビールはこんなキャッチフレーズを掲げたポスターを15万枚、9月末から全国の飲食店や酒販店へ配り始めた。同じ時期にキリンビールは30万枚、サッポロビールは20万枚、サントリーは10万枚。ビール大手各社が競うように配布している。
(中略)
繊維大手の帝人は、業務で車を運転する部門の社員について無事故・無違反表彰をしている。所属部門内では、違反・事故の実績や内容を半年ごとに公開。評価にも反映することを周知し、安全意識を高めている。
子供服のミキハウスはマイカー通勤が多いことから、歓送迎会などのときには本社内にある出張・研修用の宿泊施設を開放し、酔った社員が泊まれるようにしている。
ビール各社が啓発活動に積極的に取り組んでいます。
いち早く飲酒運転防止に取り組むということは、企業のブランドをあげることにもつながりますから、競うように配布をおこなっているのでしょう。
企業が飲酒運転防止のために厳罰化しているという記事を前に取り上げましたが、厳罰化だけでは、「守らなければ」という意識は高まっても、「守ろう」という自発的な行動にはいたらないのではないでしょうか。
ミキハウスや帝人は、「危険運転をするな」とただ禁止するだけでなく、社員が危険運転をしないように、環境を整える取り組みをおこなっているようです。
このような組織からのサポートは、「守ろう」という自発的意識を高めるために効果的な方法の一つではないかと思います。
企業でも飲酒運転をめぐるルール厳罰化
11月5日 朝日新聞より
飲酒運転「解雇も」42%主要100社本誌調査 厳罰化浮き彫り
朝日新聞が全国の主要企業100社を対象に、飲酒運転をめぐる社員の処分ルールについてアンケートをおこなったところ「事故がなくても飲酒運転が発覚しただけで解雇がありうる」という企業が42%に及んだ。
このうち「原則解雇」と踏み込んだ規定を持つ企業は、アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリー、イトーヨーカ堂、ミキハウスとビール業界を中心に6社(6.7%),ある。
用事3人が志望した福岡市の8月の飲酒運転事故をきっかけに、自治体では厳罰化が進んでいるが、民間でも「厳罰ルール」は珍しくない現状が浮かび上がった。
ビール大手4社は、福岡市の事故前からこの処分ルールを明文化していました。
「酒類を扱う企業として、従業員が(法令を)遵守することは当然の義務」と説明しています。
組織に所属する人が、事故を起こした場合、それは、事故を起こしたその人だけの問題では
ありません。
その組織が営利企業であれば、会社のイメージが低下し、利益低下につながります。それがお酒を扱う企業ならば、そのダメージはより一層大きなものとなるでしょう。幸い、ここ最近のニュースでは、大手酒類メーカーの名前は挙がっていません。
自分だけでなく組織に与えるダメージと、法令を守る必要性を所属する一人一人が認識することが
危険運転防止につながるのでしょう。
消防士の酒気帯び運転
2006年11月12日 毎日新聞より
容疑で裾野の消防士逮捕 先月にも別の署員摘発--御殿場署(静岡)
御殿場署は11日、裾野市消防署の消防士、土屋恵次容疑者(27)=同市深良=を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。同署は先月25日にも男性消防士(20)=当時=が酒気帯び運転をしたとして摘発されたばかりだった。
土屋容疑者の呼気から基準以上の0.25ミリグラムのアルコールが検出されたが、「ローアルコールビールしか飲んでいない」と容疑を一部否認しているという。
調べでは、土屋容疑者は午前4時10分ごろ、御殿場市内の飲食店で酒を飲んだ後、乗用車を運転した疑い。飲食店街から出てきた車を御殿場署員が職務質問して発覚した。同乗者はいなかった。裾野市消防本部によると、10~11日は非番だったという。
市は先月1日から職員の飲酒運転を原則免職としており、今月7日には先に摘発された消防士を懲戒免職とするとともに、消防長名で再発防止などを呼びかける訓示を出していた。
野際優雄消防長は「前の摘発から幾日もたたないうちにこんな事件を起こし大変申し訳ない。
責任の重大さを痛感している」と話した。【稲生陽】
ローアルコールビールしか飲んでいないと容疑を一部否認しているとありますが、呼気1リットルあたり0,15ミリグラムのアルコールが検出されるためには、どれぐらいお酒を飲んだ量にあたるのでしょうか。
調べてみたところによると、ビールを少し飲んだだけでも軽く超える濃度なんだそうです。
少しの量の飲酒でも、酒気帯び運転になってしまいます。
宮古島市職員酒気帯びで摘発 停職3カ月の懲戒処分
2006年11月14日 琉球新報より
宮古島市職員酒気帯びで摘発 停職3カ月の懲戒処分
【宮古島】酒気帯びや無免許運転の消防職員が懲戒免職処分となる不祥事を受け、11月から交通法規関連の懲戒処分を厳罰化している宮古島市の男性職員(25)が、酒気帯び運転で警察に摘発されていたことが14日、分かった。市では市職員懲罰分限審査会(委員長・下地学助役)を開いて処分内容を検討、この職員を同日付で停職3カ月の懲戒処分とすることを決めた。伊志嶺亮市長は同日午前、会見し「1日に厳罰化を全職員に通達した直後の不祥事となり、市民のみなさんに心からおわびしたい」と陳謝。さらに「公務員としての意識の低さを感じる。全職員一丸となって信頼回復に努めていきたい」と述べ、同日午後以降、市長自らが各庁舎を回り、全職員を対象に訓示を行う考えを示した。同市や宮古島署によると、男性職員は9日夜、市内の居酒屋などで飲酒。車内で約1時間の仮眠を取った後の10日午前零時半ごろ、帰宅するために車両を運転していたところ、巡回中の警察車両に停止を求められ、飲酒が発覚した。男性職員からは呼気1リットル当たり0・65ミリグラムのアルコールが検出されているという。 同市では消防職員の不祥事などを受け、1日から「市職員の懲戒処分に関する指針」の飲酒運転など交通法規に関する項目を厳罰化。これまで規定のなかった酒気帯び運転や無免許運転をしただけでの「免職または停職」処分を新設するなどし、職員の綱紀粛正に取り組んでいた。
宮古島では、飲酒運転など交通法規に関する項目を厳罰化したばかり。
免職や停職では、飲酒運転をしないための効果がないのでしょうか。
居酒屋で飲酒した帰りに運転をしたということですが、居酒屋に行く前から、帰りが飲酒運転になってしまうということは明白です。
グループで飲みに行ったときに、運転手係だけが飲まずにいるというのは苦しいことですが、つかまるよりはそこで我慢したほうがいいでしょう。
タクシーに追突、容疑で男逮捕--金沢 /石川
2006年11月14日 毎日新聞より
タクシーに追突、容疑で男逮捕-(金沢/石川)
12日午前3時25分ごろ、金沢市元町2の市道交差点で、信号待ちをしていたタクシーに同市山の上町、内装業、田中正利容疑者(34)の貨物自動車が追突した。田中容疑者の呼気から0・15ミリグラム以上のアルコール分が検出され、金沢東署は道交法違反(酒気帯び運転)で現行犯逮捕した。タクシーの2人の乗客は無事だったが運転手(57)が首に軽いケガをした。調べに対し、田中容疑者は飲酒して運転したことを認めているという。
14日の朝刊だけで、毎日新聞には3つも飲酒運転に関する記事が載っています。
それだけ飲酒運転の注目度が上がっているということなのでしょう。
しかし、これだけ話題になっているにもかかわらず、酒気帯び運転での逮捕者は減る様子がありません。
企業でも、酒気帯び運転防止に取り組んでいるところが多いようです。
トヨタ自動車㈱は、モビリタの講習プログラムに「飲酒運転擬似体験」の設定を始めました。
酒酔い状態を再現する市販のゴーグルを使用して、市街地走行時の速度(40~50km/h)で運転を行い、飲酒運転の危険性を体験するもののようですが、「何かに反応するときの速度が遅くなる」という体験もできたらより効果がありそうです。
登米市職員を容疑で逮捕 懲戒処分厳格化も効果なく /宮城
2006年11月14日 毎日新聞より
登米市職員を容疑で逮捕 懲戒処分厳格化も効果なく(宮城)
佐沼署は12日、登米市東和町米川寺内、同市環境事業所職員、吉田茂容疑者(55)を道交法違反(酒酔い運転)の疑いで現行犯逮捕した。
「(11日の)午後11時ごろまで自宅で日本酒を飲んだ。翌朝午前4時半ごろに梅酒を4合飲み、外出後、コンビニエンスストアでカップ酒2本を買って駐車場で飲んだ」と供述しているという。
調べでは、吉田容疑者は同日午前9時45分ごろ、同町米谷根郭の市道で乗用車を飲酒運転した疑い。
同7時ごろに車で自宅を出た後、中央線をはみ出すなど蛇行運転をしていたため、パトロール中の同署員が職務質問して発覚、逮捕した。
同市では6月に酒気帯び運転で市給食センター職員が検挙、9月に同市消防本部の消防士長が現行犯逮捕された。
これを受け市はそれぞれ停職処分にするとともに「市職員の飲酒運転にかかる懲戒処分」を厳格化し、
飲酒運転した職員は懲戒免職処分とした。市は吉田容疑者が釈放され次第、分限懲戒審査委員会を開く。
布施孝尚市長は13日の市部長等連絡会議で「再三の飲酒運転発覚で市民の信頼は地に落ちた。
市民におわびする。厳正な処分で臨む」と言明した。【比嘉洋、小原博人】
また公務員の飲酒運転事件です。同じ市から公務員の飲酒事件が2件もあり、処分が厳格化されたにもかかわらず、それは効果がないのでしょうか。
飲酒運転は、「見つからなければ大丈夫。自分が見つかるわけがない。」と
他人事であるうちはなくならないのでしょう。
高校教諭が飲酒運転/停職6カ月の懲戒処分/福島
2006年09月23日 ふくしま24より
高校教諭が飲酒運転/停職6カ月の懲戒処分/福島
県教委は22日、飲酒運転をした福島市の県立高校の女性教諭(37)を停職6カ月の懲戒処分とした。飲酒運転による懲戒処分は今年度に入って初めて。県教委によると、女性教諭は15日午後6時から午後7時半ごろまで福島市の焼き肉店で元同僚の男性教諭と飲食し、ビールなどを飲んだ。その後に行ったカラオケ店では飲食はせず、午後9時半ごろ元同僚と別れ、近くの駐車場に止めてあった乗用車の中で眠った。翌!6日午前1時ごろ目を覚まし、市内の自宅まで運転しようとしたところ、途中で警察官に呼び止められた。検知の結果、呼気1リットル中0・16ミリグラムのアルコールが検出され、酒気帯び運転で摘発された。
お酒を飲んだ後、少し寝て起きるとお酒が抜けたような感覚がありますよね。
頭がすっきりするような気がしますが、それは錯覚です。
肝臓の処理能力には個人差があるので、一概には言えませんが、
だいたい大人の男性で1時間に8gくらいのアルコールが消失します。
アルコールの含有量は、ビール大瓶1本で約22g。
つまり、ビール大瓶1本飲むと、約3時間はアルコールは消失しないということです。
少し寝たぐらいではアルコールは体から消えないので、注意しなければなりませんね。
(参考:
http://www.kenko60.com/koudoku/osake/001.html)
空自三沢幹部隊員が酒気帯び運転
2006年11月13日 東奥日報より
空自三沢幹部隊員が酒気帯び運転
航空自衛隊三沢基地は十二日、同基地第三航空団所属の男性幹部隊員(36)が酒気帯び運転で物損事故を起こしたと発表した。
同基地は事実確認のうえ懲戒処分する。三沢署は任意で取り調べており書類送検する予定。
同基地報道班や三沢署によると、男性隊員は出勤のため私有車を運転し12日午前7時45分ごろ、三沢市の基地正面ゲート近くの交差点を左折する際、左側のガードレールに衝突した。隊員は11日午後10時半ごろから12日午前2時ごろまで市内の飲食店二軒でビールやウイスキーなどを飲み、呼気1リットル当たり約0・55ミリリットルのアルコールが検出された。
隊員は事故後、直ちに警察に連絡せず、基地内の病院でけがの手当てを受け、同日午前10時45分ごろ同署に出頭、酒気帯びが判明した。
前日にお酒を飲んで、呼気1リットルあたり0.55ミリリットルのアルコールが検出されたとなると、お酒は相当の量だったのでしょう。
出勤前にそれだけの量のお酒が残っていたということですが、酒気帯びのまま自衛隊の業務に就くつもりだったのでしょうか。
航空事故ではなく、車での物損事故ですんだことを喜ぶべきなのかもしれません。
県立高校教諭、酒気帯び事故 加古川署逮捕
神戸新聞ニュース(2006/11/13)
県立高校教諭、酒気帯び事故 加古川署逮捕
加古川署は十二日、酒気帯び運転の現行犯で、加古川市平岡町二俣、県立播磨南高校教諭(50)を逮捕した。
調べによると容疑者は、十二日午後六時半ごろ、加古川市平岡町新在家の国道2号で、酒を飲んで単車を運転した疑い。
加古川市内のスポーツジムに向かう途中、同市に住む男性(37)の乗用車の左ドアミラーと単車が接触。同容疑者の呼気から一リットルにつき〇・三ミリグラムのアルコール分が検出された。「自宅で焼酎一杯と缶酎ハイ一本を飲んだ」と供述しているという。
播磨南高校の藤本正文校長は「教育公務員としてあってはいけないこと。職員には機会があるたびに文書や口頭で注意をうながしてきたが、このような結果になり申し訳ない」と謝罪している。
最近、学校の先生がニュースの主役となることが多いですね。単車に乗っていたということですから、「ちょっと近くまでだし大丈夫か」と思って乗ってしまったのかもしれません。
2006年8月に起きたの福岡での飲酒運転事故以降、自治体や大企業では、飲酒運転をした職員や社員等は原則として免職(懲戒、諭旨)とする所が、以前よりもさらに増えて来ているのだそうです。この先生も免職となってしまうのでしょうか・・・。
酒気帯び運転の車がホームセンターに突っ込む
2006年11月12日 読売新聞の記事より
酒気帯び車が衝突事故でホームセンターに、7人重軽傷
12日午後3時50分ごろ、千葉市若葉区若松町の市道で、右折しようとしたワゴン車と対向車線の乗用車が衝突。
ワゴン車は衝突したはずみで、市道沿いの「ロイヤルホームセンター千葉店」の園芸コーナーに突っ込み、レジ前に並んでいた女性計7人をはねた。千葉市消防局によると、3人が足の骨を折るなどの重傷、4人が頭などに軽いけが。
千葉東署は、ワゴン車を運転していた千葉県八街市八街に、内装業経営、松友一隆容疑者(55)から呼気1リットルあたり0.15ミリ・グラム以上のアルコールが検出されたため、道交法違反(酒気帯び運転)と業務上過失傷害の現行犯で逮捕した。
松友容疑者はホームセンターに入るため右折、衝突事故後、同店の駐車場を約30メートル直進したという。同署は、松友容疑者の飲酒場所などを詳しく調べている。
ホームセンターでレジに並んでいて、車が突っ込んでくるとは誰も予想できなかったでしょう。被害者の方々は、全く非がないのに突然はねられたわけです。後遺障害など残らなければ…と願うしかありません。
この車は、衝突事故を起こしてから、すぐに止まらずさらに30メートルも直進してホームセンターに突っ込んでいることからも、運転者はよほど判断力を失っていたと考えられます。「ちょっとそこまで」というつもりで運転していたのかもしれませんが、飲酒運転は、一つの事故を引き起こすだけでなく、その事故の後の対応も狂わせるのでしょう。